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沖縄のお茶といえばさんぴん茶

さんぴん茶の元祖「ポッカさんぴん茶」誕生ヒストリー さんぴん茶の元祖「ポッカさんぴん茶」誕生ヒストリー

Vol.1 「さんぴん茶」の元祖となる商品が生まれるまで Vol.1 「さんぴん茶」の元祖となる商品が生まれるまで

今や不動の人気を誇る県産ヒット商品となった、缶やペットボトル入りの「ポッカさんぴん茶」。沖縄で古くから愛される甘くさわやかな香り、おいしい苦みのあるこのお茶に着目し、日本で初めて缶入りさんぴん茶を誕生させたのが沖縄ポッカだ。1993年の缶入りさんぴん茶誕生を遡ること8年前―――。本社から1人の若き営業マンが新妻を伴って沖縄駐在員として赴任。それが後の沖縄ポッカコーポレーション初代社長、そして元祖さんぴん茶の生みの親、水田正明その人である。

沖縄赴任後、水田は事務所兼住宅で夫婦二人三脚の業務をスタート。売上を順調に伸ばして4年後には事務所を営業所へと昇格。営業所のさらなる成長をめざす中、離島県沖縄のネックとなる流通コスト削減に頭を悩ませていた矢先に、東村のパイン製造工場である南西食品(現沖縄ポッカ食品)から「パイン製造より撤退するため、できればポッカの製品を作らせてもらえないか」とのタイムリーな申し出が入る。水田は流通コスト削減のため、「沖縄で製造を行いたい」と本社に伺いを立てた。返事は「南西食品との合弁で独立採算として現地法人を作れ」という想像以上にハードルの高いものだった。

これまでの営業所の形では、自動販売機の割り当て台数や営業戦略は本社のルールに従うしかなく、飛躍的な売上の伸びは正直、期待できない。現地法人になれば、本社の指示ではなく自由に営業戦略や商品開発が展開できるが、売上目標額は倍に跳ね上がってしまう。水田は悩んだ末に1990年、沖縄を生産拠点とする合弁会社、沖縄ポッカ食品を設立。「本社の誕生日である2月22日に合わせて、私たちも同じ日に誕生会をやりました」。翌年には、ポッカコーポレーション(現ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株))の沖縄における販売会社として、商品開発や企画を行う沖縄ポッカコーポレーションが、さらに自販機の管理を行う沖縄サンポッカが次々と産声を上げた。

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