活動報告


当社は、農林水産省が行った「加工食品のカーボンフットプリント(CFP)の算定実証」(※1)に参画し、国内で販売する家庭用・業務用の一部製品を対象に「カーボンフットプリント(CFP)」を算定しました。
■CFP算定の背景と結果
当社の親会社であるサッポロホールディングスでは、脱炭素社会の実現に向けて2050年のカーボンニュートラルを目指し、2030年に温室効果ガス排出量について以下の目標を設定しています。(※2)
スコープ1,2(※3):2030年度までに2022年度基準で42%削減
スコープ3(※4):2030年度までに2022年度基準で25%削減
FLAG(※5)スコープ1,3:2030年度までに2022年度基準で31%削減
CFP算定実証の対象商品 「キレートレモンWレモン500ml(PET)」では、分析の結果、原材料調達が全体の6割以上を占めることが確認されました。

また、当社の主力商品となる「ポッカレモン100 450ml(ビン)」、「加賀棒ほうじ525ml(PET)」、「500G 業務用冷凍 瀬戸内レモンストレート果汁(袋)」についても自主算定しました。

■今後の展望
今回、「加工食品共通カーボンフットプリント(CFP) 算定ガイド」(※6)を活用したCFP算定により、製品の原材料調達から生産、流通・販売、使用・維持管理、廃棄・リサイクルに至るまでのCO2排出量を可視化し、ホットスポット分析を行いました。いずれの製品も原材料調達段階におけるCO2排出量が高いという結果を受け、温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた上流での取り組みを進め、脱炭素に貢献する製品・サービスの提供を目指してまいります。
- ※1 出典:農林水産省 報道発表資料 2024年12月20日加工食品のカーボンフットプリント(CFP)の算定実証の実施について
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/241220.html - ※2 サッポログループのサステナビリティ重点課題と推進体制
https://www.sapporoholdings.jp/sustainability/policy/systems/ - ※3 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス、車両等)
スコープ2:他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 - ※4 スコープ3:スコープ1、スコープ2以外の間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出)
- ※5 FLAG(Forest, Land and Agriculture)は、農業や林業、その他土地利用に関連するセクターのことであり、FLAG関連排出とは、これらのセクターにおける非エネルギー起源の温室効果ガスを示す。
- ※6 出典:農林水産省 報道発表資料 2025年4月23日
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/250423.html
詳細はニュースリリースをご確認ください。

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