「シトロン」は1909年（明治42年）の発売以来、皆様にご愛顧いただき、おかげさまで今年110周年を迎えます。リニューアルにあたり、炭酸による刺激と清涼感のあるクリアな味わいはそのままに、従来より甘さを抑えて炭酸感を感じやすくし、よりすっきりとした味わいを実現しました。パッケージには、北海道地図をあしらい、北海道との結びつきをより強調するとともに、従来の緑色から、クリア（透明）を基調としたデザインへ変更し、すっきりとした味わいを表現しています。これからも澄みわたる透明感とクリアな味わいを多くの方々にお楽しみいただける「Ribbonシトロン」をお届けしていきます。

歴代　リボンシトロンパッケージ（一部抜粋）

【Ribbonシトロンの歴史】
1909年（明治42年）6月10日※3に当時の大日本麦酒※4が健康増進という観点から、ヨーロッパで広く愛飲されていたレモン水を参考に柑橘系清涼飲料水「シトロン」を初めて発売しました。元々シトロンとは、「丸仏手柑」と呼ばれて日本にも伝わっている最も古い柑橘類の一種で、これにちなんで「シトロン」と命名されました。発売当時、シトロンの価格は、1本10銭※5と大変高価な飲み物だったため、当初の売行きは低迷しましたが、1911年（明治44年）頃から、売行きが好調となるにつれて、類似品が続出したため、1915年（大正4年）より、「リボンシトロン」（リボンブランド商品）に改められています。1957年（昭和32年）には、リボンブランドのキャラクター「リボンちゃん」が誕生。TVCMも放映され、人気を博しました。時代とともに、パッケージや味わいが変化してきましたが、おかげさまで今年誕生から110周年を迎えます。
※3初めて「シトロン」が発売された日を記念して「リボンシトロンの日」が一般社団法人 日本記念日協会に登録されています。
※4サッポロビール株式会社の前身。
※5同時期の物価は米1キロ16銭、もりそば1枚、コーヒー1杯が1～2銭、食パンが5～6銭程度であり当時はかなり高額な飲み物でした。
出典：値段の明治大正昭和風俗史 週刊朝日編（昭和56年）

　「Ribbonシトロン」の長年にわたるご愛顧に感謝の気持ちを込めまして、同じくロングセラーの姉妹品「Ribbonナポリン」（1911年発売）と「カンパイ」をテーマにしたスクラッチキャンペーンを実施いたします。